神葬祭について
神葬祭お問い合わせ

ご葬儀  人はこの世に生をうけてから実に様々な人生を歩み、それぞれの人生儀礼を通過し、自然の摂理の中で死を迎えなければなりません。
葬儀は、人生の最終の人生儀礼です。
人間にとって死は悲しみの最たるものであり、葬儀は極めて厳粛なものでなくてはなりません。
人がこの世を離れ御霊となり、残されたご遺族は種々の祭儀において御霊を安らかにお慰めすることにより、後々まで家族の守護神として見守ってくださるのです。当社におきましては、一連のご葬儀を心をこめてお仕えし、「魂のゆくえ」を安寧にお導き申し上げます。


神葬祭の流れ 臨終のとき、ご遺族や近親者が血縁の濃い順に末期の水をふくませます。御遺体をお清めし、死に化粧(男性は髭を剃り、女性は薄化粧をする)をし、納棺用の衣装を着せて納棺し、御通夜の準備をします。
●通夜の儀(葬儀の前夜に行います)

遷霊祭…故人の御霊を霊璽(仏式の御位牌) に遷す儀式

通夜祭…故人を偲び、御霊を安らかに慰める儀式(ご遺族は傍で個人を偲ばれ、ひと夜御遺体をお守り頂きます)

●告別の儀(お別れの儀式)

葬儀祭…故人の徳を讃え、御親族・御関係の皆様で、この世の別れをお告げし、御霊をお慰めします。

火葬祭…かまどの前に棺を安置し、火葬の前に最後の拝礼をします。

●帰家祭…火葬場より帰宅し、一連のご葬儀の終了とお清めのための儀式をします。



霊前祭  葬儀祭の次の日から行う、故人の御霊を慰め清め鎮めるおまつりです。  ご家族の手によって、仮御霊舎にお供え物をし、拝礼を毎日欠かさず行います。
 ご葬儀がすべて滞りなく終了したことを奉告する翌日祭や、十日ごとの十日祭、二十日祭、三十日祭、四十日祭を執り行います。五十日祭は、神職を呼び祭詞を奏上していただき、丁寧に行います。
 一般的には、五十日祭をもって忌明け(葬儀に関わる諸儀の終了)とされ、神職に清祓をしていただき、それまで遠慮していた神棚のおまつりを再開します。
 できるだけ早め(五十日祭から百日祭の間が理想)に、納骨(墓前祭)をおすすめします。


合祀祭  五十日祭(地方によっては百日祭または一年祭)にて、故人の御霊を祖先の霊と同様におまつりするために仮御霊舎から御霊舎に遷すおまつりです。
 故人の霊璽をオトクという白木造りの箱に納め、御霊舎に遷してからは、毎日のおまつりや年祭の他、年中行事、人生儀礼の折りなどに家の祖霊としておまつりします。


命日・年祭  年祭には、毎年の命日(帰幽当日)に行われる正辰祭(せいしんさい)と、一年、三年、五年、十年、二十年、三十年、四十年、五十年の命日に行われる式年祭とがあり、故人の御霊を慰め、子孫の繁栄を祈ります。
 オトクの中から命日にあたる祖先の霊璽を取り出し、毎日のお供え物の他に、お酒や野菜、果物をはじめ、故人の好物などもお供えします。
 正辰祭はご家族や近親者などを、式年祭には個人と親しかった方なども招いて執り行います。
 なお、初盆には初盆祭を執り行い、御霊をお慰め申し上げます。


お供え物  神葬祭のお供え物は、一般的に米、酒、餅、魚、海菜、野菜、果物、菓子、塩、水などの生饌と、調理された常饌です。
 また、毎日のおまつりは神棚のおまつりと同じように、米(ごはん)、塩、水をお供えします。季節の物や、故人の好物があれば併せてお供えしましょう。